Everyday AI Conferenceに参加してきました!
こんにちは💪
あなたと筋肉の架け橋、NECネッツエスアイの市川です💪
アメリカ ニューヨークで開催されたDataiku(データイク)主催イベント
「Everyday AI Conference」「Everyday AI TeckDay」に参加してきました!
今回は、NECネッツエスアイ データ分析チームが開発に取り組んでいるDataikuの概要とイベントの様子をレポートいたします!
1. Dataikuとは?
Dataikuはデータソースへの接続からデータの準備・加工、AIや機械学習モデルの自動生成に加え、分析アプリケーションの開発と運用まで、一連の処理をひとつのソリューションとして統合させた、オールインワン AI・機械学習プラットフォームです。
「Everyday AI, Extraordinary People(日々のAIで、皆が一歩先へ)」
というコンセプトを掲げており、データサイエンティストだけではなく、ビジネス部門の従業員や経営層が、Dataikuを通じて簡単にデータを活用し、データに基づいた業務や意思決定をより日常的なものにしていくことを目指しています。ノーコードでも使えることも特徴の一つです。
私は機械学習(以下ML)の知識がゼロの状態からDataikuを触り始めたのですが、ノーコードで様々なアルゴリズムを用いて予測ができるので、MLの知識がなくてもユースケースを簡単に作成することができました。
コードが書けない人にとっては画期的なプラットフォームだと思います!
ノーコードとは言え、pythonのコネクタで自分でコードを書くこともできるので、MLの初心者も、高度な分析をしたいデータサイエンティストも満足できるプラットフォームです。
2. 「Dataiku Frontrunner Awards」とは?
AIを日常生活に活用すべく、開発に勤しんでいるDataikuユーザーの
優れたユースケースを表彰するイベントです。
今回、NECネッツエスアイ データ分析チームがDataikuで実装した
ユースケースを3つ応募し、そのうちの1つがファイナリストに
選出されました!🎉
世界中から84件の応募があり、日本からは当社の案件含め2件がファイナリストとして選ばれました。
今年は9月26日にニューヨークで開催された「Everyday AI Conference」の
プログラム内で受賞式が執り行われました!
イベントにご招待いただき、いざ!ニューヨークへ…🛫
3. NECネッツエスアイから応募したユースケースのご紹介
Dataiku Frontrunner Awardsに応募したユースケースの概要です。
興味のある方はリンク先から閲覧をお願いします🙏
↓✨ファイナリストに選出されたユースケースはこちら!
1.コードを使わずにZoomミーティングの文字起こしとスコアリングを行う(Dataiku×snowflake×zoom)
概要:dataiku上でzoomミーティングの文字起こし、スコアリングや感情分析を行う
2.プロセスマイニングとクラスター分析で営業を支援(Dataiku×snowflake×SFDC)
概要:社内の営業データを活用し、プロセスマイニング(行動履歴の可視化)とクラスター分析を行う
3.売上と事業活動を伝える説明可能な予測数値(Dataiku×snowflake×SFDC)
概要:営業データを使用した需要予測、逆解析を使用したネクストアクション提案
4. Day1 : 「Everyday AI Conference」とは?
AIの研究者やDataiku開発者による最新の技術や成果発表が行われるイベントです。AIの最前線の情報を得ることができるだけでなく、他の参加者との交流を深めることもできます。
※イベント詳細は以下のURLよりご確認いただけます。(英文)https://events.dataiku.com/everyday-ai-conference-new-york
発表などは、生成AI(LLM ※1)関連に寄った内容が多かった印象でした。
最も印象的だったものは「LLM Mesh」です。
Dataiku上でLLMのプロバイダーを自由に切り替えながら開発ができるもので、新規のLLMが市場に出てきた場合にも即座に切り替えるができるというスゴイ機能です。
リリースされたらぜひ試してみたいです。
(※1)LLM(Large Language Model)とは、大規模なデータセットを学習し、多様な自然言語処理タスクをこなすことができる人工知能モデルの総称です。
午前、午後のプログラムの間に「Dataiku Frontrunner Awards」の発表と
受賞者で記念撮影がありました!
この写真はDataikuの公式サイト内にもアップロードされています!
チームメンバーの成果をしっかり残すことができたと思います。
5. Day2 : 「Everyday AI TeckDay」とは?
「Everyday AI TeckDay」は前日の「Everyday AI Conference」からレベルが少し上がり、技術者向けのセッションが多くなっていました。
Dataikuの新機能に関するハンズオンセッション(初心者向け)と今後Dataikuに実装される新機能についてのセッションに分かれて開催されました。
TeckDayは主に「生成AIとLLM」「Dataikuのアップデート」「ガバナンス」についての内容が多い印象でした。
試してみたいなと感じたのは、DataikuのLLM周りで文章から情報を構造化して補足情報としてデータセットに追加すると機能です。文章のラベル付け等応用できるユースケースは多岐にわたりそうだなと思いました。
TeckDayの終了後、Dataikuの日本メンバーの方々と食事に行かせていただきました。
諸般の事情で写真はアップできませんが、とても楽しい会食でした!
6. おまけ
イベント中は会場にほぼ缶詰状態でしたが、せっかくニューヨークに
来たのに、観光していないのはもったいない…と自由の女神がある
リバティ島へ行ってきました🗽
フライトが14時だったので滞在時間はわずか20分…ダッシュで帰国の途に就きました🏃♂️
私自身、これまでグローバルイベントに参加したことがなく、よい経験を
積むことができました!
次回の投稿もお楽しみに!