慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス(SFC)の1000人オンライン授業に潜入してみた。
みなさん、慶應義塾大学の授業に参加したことはありますか?もちろん、
私は、ありませんでした。
が、NECネッツエスアイ(以下、NESIC)が慶應義塾大学総合政策学部
鈴木寛教授のオンライン授業をサポートさせていただくことになり、
その授業に図々しくも潜入させていただきました!!
NESICがサポートした内容はこちら
・1,000名分のZoomMeetingライセンスの提供
学生も音声・カメラを使って議論をできるようにするため、今回はZoomWebinar(一方的な配信形式)は使用しません!
・ZoomおよびSlidoの操作説明&操作サポート
教員の皆様(Host権限)の授業運営に必要なオペレーションを補佐させていただきました。
※SlidoはリアルタイムでアンケートやQ&Aを行うためのもので、今回、よりインタラクティブな授業にするために導入いただきました。
潜入した授業はこちら
この2つの授業に潜入しました。どちらも1,000人規模。はっきり言って、すごいです。
■公共哲学:履修生973名
■教育・スポーツ政策:履修生868名
何がすごいって、1,000人の学生とインタラクティブな授業を展開する鈴木研究室の教員の皆様とアシスタント(授業をサポートする学生)の皆様のパワーが!学生と共に学ぶための工夫が随所に用意されていて、丸々90分間の授業中、まったく飽きませんでした。
どんな工夫がされていたか
①授業前のアイスブレーク
Zoomのチャット機能をつかって、ミニゲーム。
「+」の入る漢字を思いつくだけチャットにあげてください
これ、意外とパッとは思いつかないですが、さすが、慶應の学生の皆さん、どんどん色々な漢字が書き込まれます。
②学生の意見を取り込む工夫
Slidoをつかって、学生の皆さんにリアルタイムアンケートを実施。
学生参加型で授業は展開されます。
【選択式アンケート】
【記述式アンケート】
そして、Zoomのチャットに届く学生の皆さんの声の数々。
こちらに届く声を教員の皆さん、アシスタントの皆さんが拾って、適宜、フォローしていきます。
中には授業の感想を書いてくれる方もいて、「オンライン授業は先生の話が聞きやすい。全員に教室一番前の席が与えられているみたい」「時間があっという間だ」「起きて3分で授業に参加出来て便利」という嬉しい声もいただきました。
教授からは「学生の反応が届いて、嬉しい」という声もいただきました♪
③休憩中のサプライズ
今年の1年生は入学式も無かったということで、アシスタントの学生(つまり、先輩)からのサプライズお祝い。慶應義塾大学の応援歌「若き血」をみんなで合唱。別に歌わなくても、大丈夫!画面越しに音楽が共有されていて、慶應義塾大学に縁もゆかりも無い私でも、テンションがあがりました。
その他、活用した機能はこちら
・ドメイン制限
授業関係者しかアクセスできないようにするため、参加できるアカウント(メールアドレス)をドメインで制限しました。
・ブレイクアウトルーム機能
学生同士を少人数ごとにグループ分けして議論をしてもらいます。。。
の予定でしたが、このブレイクアウトルームが1,000人規模だと、人数が多過ぎて、グループ分けを実行するのに時間がかかりすぎるのか、授業の時間中に実施することができませんでした。
という訳で、ブレイクアウトルームには課題が残ってしまいましたが、とても楽しいオンライン授業でした。
慶應義塾大学では、オンライン授業を春学期間(7月末まで)続けられるということで、NESICとしても、引き続きサポートしながら勉強させていただければと思います。
なお、こちらの授業に参加させていただくきっかけをいただいたのはYahoo!アカデミア学長伊藤様、立教大学教授中原様が主宰された「ニッポンのオンライン授業2020-ノウハウ大公開カンファレンス」です。
こちらのカンファレンスの最後に、「この大変な時期、教育を支える教職員の皆様をNESICとしてもサポートさせていただきたい」というメッセージを出したのですが、そちらに共感いただいた慶應義塾大学の金杉朋子講師とのご縁で、今回のZoomオンライン授業が実現したのでした。
そちらのお話はまた、機会があれば。。。
Thanks to
慶應義塾大学総合政策学部 鈴木寛教授、金杉朋子講師、
SFC研究所 池田陽介所員
アシスタントの学生の皆様、授業に参加された学生の皆様
NESIC エンパワードビジネス推進本部 常深安朗さん
※今後の更新情報を知りたい方は、是非Twitter「@NEC_Nesic_jp_pr」をフォロー頂きご覧頂ければと思います!