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いざ!南極へ!!第66次南極地域観測隊

皆さんこんにちは!NECネッツエスアイ 経営企画部です。

当社から国立極地研究所に出向している第66次南極地域観測隊中田康貴隊員が、2024年12月5日、成田空港から南極観測船「しらせ」が待つオーストラリアへ向けて出発しました。オーストラリアに到着した後は「しらせ」に乗船し、南極の昭和基地へ向かいます。

当部は、出発前の2024年11月に中田隊員へインタビュー取材を行ってまいりましたので、本記事ではその内容を一部抜粋してお届けします

※トップ画像 画像提供:国立極地研究所
※記事全文は当社南極特設ウェブページ「越冬隊の今」でご覧いただけます

66次南極地域観測隊として南極に向かった中田 康貴(なかた こうき)隊員

心境について


Q. いよいよ出発を迎えますが、今のお気持ちはいかがですか?
A. 緊張と、高揚する気持ちの両方です。社内選考に合格したのは2022年の夏でしたが、ここまであっという間だったなと感じています。

Q. 南極に行くことは、入社前からの目標だったのでしょうか?
A. 学生の時に、教員から就職先としてNECネッツエスアイを紹介してもらいました。その際、「越冬隊の今」のサイトを見て観測隊員の仕事を知り、そのときから、もし入社できたならいつか行ってみたいと思っていました。

南極での仕事について


Q. 南極で担当される業務内容を教えてください。
A. VLBI(注1)による測地観測に使用する多目的大型アンテナと、そのデータを受信するシステムの保守・運用です。また、衛星から気候のデータを受信するアンテナ設備(注2)の保守・運用や、移動無線通信システム(BWA)に関する実証実験も担当します。入社から培ってきたノウハウを存分に活かし、しっかり役割を全うしたいと思います。

その他にも様々な支援業務を担いますが、こうした業務を任せていただけるのも、これまでの先輩方の実績によるものであり、身が引き締まる思いです。

(注1)Very Long Baseline Interferometry:超長基線電波干渉法。
宇宙の遠くにある星から届く電波を、地上の複数のパラボラアンテナで受信し、そのタイミングの僅かな差からアンテナ間の位置を求める技術。観測データから、地球の形や向き、プレートの運動などの情報を得ることが可能。

国土交通省 国土地理院

衛星から気候のデータを受信するアンテナ設備(衛星気候モニタリング)
https://www.nipr.ac.jp/antarctic/science-plan10/kihon-glaciology03.html

国立極地研究所

抱負・決意について


Q. 抱負を教えてください。
A. 第66次南極地域観測隊の多目的アンテナ担当として、代々引き継がれてきた仕事をしっかり完遂し、次の隊に引き継ぎたいと考えています。また、積極的にコミュニケーションを図りながら隊の仲間と協力し合うことで隊の目標に貢献し、皆で無事に帰国したいと思っています。

インタビューを終えて


短い取材時間でも、とても誠実で、まじめな性格であることがよく分かりました。受け答えも穏やかで、心地よくお話しができました。お気を付けて、行ってらっしゃい!

この記事の詳細や、中田さんから届く南極のレポート、過去にNECネッツエスアイから南極に行かれた方のレポートなどは、こちらからご覧いただけます!

今回の記事は、中田 康貴さん 国立極地研究所様 にご協力いただきました!ありがとうございました🙇‍♂️

この記事は、経営企画部が作成しました。

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