見出し画像

エンゲージメント向上活動 企画 【SDGsイベント 第二弾 ~平和について考える~】が開催されました!

突然ですが、皆さん❗❗
「エンゲージメント向上活動」という活動をご存じでしょうか❓❓

こちらの記事(https://note.nesic.co.jp/n/n14ecd1dc6bc8)でもご紹介しましたが、2020年から営業統括本部で行っている活動で
当社に対するエンゲージメントを高めるため、社員自ら手を上げて
自発的に企画・実行する
✨取り組みです💪

過去の取り組みは🔽こちら🔽
エンゲージメント向上活動【SDGsイベント第一弾 Fashion Revolution week】が開催されました🎉|NECネッツエスアイ株式会社(公式) (nesic.co.jp)

現在は、
 第一期~第四期のメインメンバー約60名と
 活動を支援するサポーター約150名
という大人数で活動に取り組んでいます👍
徐々に仲間も増えていますので、ご興味がある方は是非ご連絡ください🙏

今回の記事では、先日開催したイベント【SDGsイベント 第二弾 ~平和について考える~】を紹介します😎

【開催概要】
タイトル:SDGsイベント 第二弾 ~平和について考える~
日程:2022年5月25日(水)
時間:19:00 - 20:30( 開場 18:45- )
会場:Zoom または 日本橋イノベーションベース

第一弾の服の再利用を目的とした交換会イベント(https://note.nesic.co.jp/n/n1c6a8ee9b4d0)に続き、今回は実際にウクライナやハンガリーで活動された「認定NPO法人 テラ・ルネッサンス」(以下、テラ・ルネッサンス)の佐賀事務所スタッフ・佐々木 純徹(ささき じゅんてつ)さんにお越しいただき、ウクライナ・コンゴ危機緊急支援の報告会を行っていただきました🎉

内容について簡単にまとめています❗❗
是非ご覧ください。

ウクライナ支援のきっかけは、理事長の先見の目

佐々木さんと、同じくテラ・ルネッサンスのスタッフの吉田さんは、2022年3月17日~4月16日の1か月間ウクライナとハンガリー(ウクライナからの一時避難民が滞在)を訪問。現地調査によるニーズ分析のうえ、支援活動を実施しました。

ウクライナ支援開始のきっかけは、2月24日にロシアによるウクライナ侵攻が始まった際、コンゴ民主共和国にて支援活動をしていたテラ・ルネッサンス理事長の小川さんが、ウクライナが「世界最悪の紛争といわれているコンゴ危機(*1)のようになるのでは」と危惧したことにあるといいます。
実際にウクライナ危機は現在、難民(国外に出る人々)と国内避難民が、第二次世界大戦以降で最も急速に拡大している危機となっています。小川さんの先見の目が人々を救うことに繋がり、そういった先見の目を養うためにはやはり現場を見る経験が必要なのかもしれません。

*1:コンゴ紛争の主原因はレアメタルなどの鉱物資源を巡る争いで、第2次世界大戦以降、最大の死者を生んでいる。(犠牲者500~600万人)テラ・ルネッサンスは、日本で唯一コンゴに事業地を持って活動しているNPOである。

現地調査によるニーズ分析

現地調査によるニーズ分析では、全員が全員国外へ避難したいわけではないことがわかったといいます。
まずウクライナ国境ポイントのトランジットでは、ブダペストや西ヨーロッパ各地へ大移動できるようになっています。そこには国内からの難民団体が鉄道でやって来るため、自然と目立ち、メディアの影響で注目も集まり手厚い支援が行き届いていました。
この光景を目にした佐々木さんと吉田さんは「既に手厚い支援を受けている彼らには、これ以上本当に支援が必要なのか」という疑問を持ったといいます。

一方、中継地点であるハンガリーでは、ブダペスト行きの無料列車に乗らずにハンガリーに留まる難民もいました。調査を進めると彼らはロマの人々で、経済的に貧しく、ハンガリーなども含めヨーロッパ諸国で差別を受けていました。そのため公的支援が行き届いてない状況だということがわかり、テラ・ルネッサンスにて支援をすることが決まりました。

また、ウクライナ国内や国境地域に留まる避難民もいるといいます。
彼らが外国に行けない理由は多岐にわたり、言語問題・経済的理由・書類問題・身分証がない人が多いといった理由の他にも、「父親や夫が兵役で国内にいるから一家離散を避けたい」「兵役の休暇時にすぐに会えるようにしておきたい」といった理由があります。

特にウクライナ西部のトランスカルパチア地方には、中部・東部から40万人の国内避難民が終結し、日々増加しています。この地域はウクライナの中でも元々貧しい地域(政治的な問題で中央政府からの開発投資が少ない地域)で、国内の少数民族が多く住む地域でもあるので、国内避難民との間に政治的な感情のもつれがあります。また、普段は平均月収約4万円の地域ですが、国内避難民の集結により現地の物価が1.8倍に高騰、物資・食糧不足に至っていました。こうした状況から、物資・食料支援だけでなく、受け入れコミュニティの緩和といったところも含め、テラ・ルネッサンスにより支援活動をしたといいます。

支援内容 ~「誰1人取り残さない支援」を~

こういったことから、難民の多様性すなわち支援ニーズの多様性があることがわかります。その中でもテラ・ルネッサンスでは、「最も脆弱な状況の人々の暮らしと命を守ること」を目的とし、「取り残されている人々は誰か?」という意識のもと支援活動をしているといいます。

具体的には、大きく分けて「①生活支援」と「②CSCs(Cash for Social Contributions)~社会貢献型現金給付支援~」の2つがあります。
「①生活支援」では、食料品・日用品の提供、炊き出し拠点の整備、避難場所・倉庫の整備、子供の教育・心理社会支援等があり、日常を取り戻せるように支援しています。
「②CSCs」は、難民の中で支援活動に参加したい方・できることがある方に支援活動を手伝ってもらい、お礼としてテラ・ルネッサンスから現金支援をする難民同士の助け合いシステムです。

各々できることは違う

テラ・ルネッサンスが「取り残されている人々は誰か?」「声なきところにニーズは埋もれている」という意識で調査・支援活動をしている背景には、下記のような考えがあるといいます。
「注目されているところには自然に支援が集まるが、メディアや援助機関からの関心が薄く、声をあげられない・あげても誰も聞いてもらえないような取り残された地域の人たちこそ、支援の手が行き届かない。そこにこそ本当に支援すべき人たちがいると考えました」(佐々木さん講演内容要約)

また、「支援機関によって哲学が異なるほか、国連機関や赤十字などの大規模NGOと、テラ・ルネッサンスのような小規模NGOとでは、できること・やるべきことも違うのだと思う」とおっしゃっていました。だからこそ、現地調査のうえニーズ分析をし、支援対象者を絞り込むことが必要なのかもしれません。

私たちも難民支援にかかわらず、1社1社、個人では1人1人、できること・やるべきことが違うのだと思います。ですが、それを見極めるには現地で生の声を聴き、ニーズを分析することが必要です。自分たちには何ができるのか、それを考える1つのきっかけとなっていれば幸いです。

※このイベントの概要が、NHKのWEBサイトに掲載されました!※
ウクライナで支援活動のNPOスタッフ“避難者急増で物価高騰” | NHK | ウクライナ情勢


今、世界で起きていることを知り、考えるきっかけになれば幸いです。

ご協力・ご参加いただいた皆様❗❗ありがとうございました✨✨✨

最後になりましたが、今回ご講演いただいた佐々木さんが所属するテラ・ルネッサンスについては以下のサイトより活動や詳細をご確認ください。

■テラ・ルネッサンスについて
https://www.terra-r.jp/index.html

この記事が参加している募集

オープン社内報

SDGsへの向き合い方

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!

最後までお読みいただきありがとうございます!